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スターリーテイルズ 十二星座の物語 [光るパズル]

KAGAYA「the zodiac 12星座シリーズ」1000ピース(50×75cm)です。 (^v^)加賀谷穣はデジタルペインティングの世界的な先駆者です。竹取物語や天の川伝説、ギリシャ神話など世界の空にまつわるモチーフを幻想的に描き出しています。自分の星座をお部屋に♪

光るパズル
表面に畜光インクが施されており、光を蓄えて暗い所で発光します。また、ブラックライトを使用するとより効果的に光りますよ。





牡牛座の物語 4/20~5/20日生まれの方
フェニキアのポイニクス王の美しい娘である、エウロペが海辺で侍女たちと一緒に草摘みをしていると、エウロペに一目惚れをした大神ゼウスが、純白の雪のように白い牡牛(おうし)に自分の姿を変えて、エウロペの近くにうずくまった。 初めは驚いたエウロペも、牡牛のおとなしい優しげな眼差しに安心して牡牛の背中をさすってやった。すると牡牛は 「私の背中にお乗りなさいな。」という感じで、身をすり寄せて来てエウロペの横に座った。

エウロペは誘われるまま気を許してしまい、牡牛の背中に乗ってしまうと、あっという間に、牡牛は身を起こして、猛スピードで駆け出し始めた。あっという間に海へ走り込んでしまうと、波の上をジャンプしながら沖の方へと走って行ってしまう。 「私をどこに連れて行くの?」 と尋ねると、牡牛が 「私は大神ゼウスであり、おまえを私の花嫁にしようと考えているのだよ。」 と人間の言葉で優しく答えた。牡牛はフェニキアから地中海を渡って、クレタ島の海岸まで連れ去り、そこにあるゴルテュンの泉のそばで結婚。王女を守るためにと、青銅の巨人タロス、必ず獲物を捕まえる猟犬、投げれば必ず命中する投げ槍(やり)を与えた。

エウロペはやがてゼウスの子供を三人産み、その子供たちはミノス島の王、ラダマンティスは正義を説く立法者、サルペドンはリキュアの王になる。(後にエウロペはミノス王としてクレタ島を支配する)王女エウロペの名前は、上陸をした島に、ヨーロッパという大陸の名として付けられた。 おうしは、大神ゼウスがエウロペをさらった時に、白雪のような牡牛(おうし)に変身した姿が星座となったものだそうです。




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↑アリエスは半額もあります。在庫一個です!パッケージに傷有りのため半額となっているようですが中身に問題ありません(^v^)


牡羊座の物語 3/21~4/19日生まれの方
テッサリアの国王アタマスは、最初の妻、雲の精であるネフェレーとの間にプリクソス(兄)とヘレー(妹)の二人の子供をもうけたが、やがて離婚。 国王の後妻としてイーノを迎え入れて、レアルコスとメリケルテスの二人の子供をもうけた。

後妻のイーノは、自分の子供が生まれると、前妻の子供たちが憎らしくなって、自分の手を汚さずに二人を殺してしまおうと考えた。まず、麦の種を火であぶってから、それを村の農民たちに分けて蒔かせた。 それは芽の出るはずのない種だったので、その年は村中、大凶作になってしまった。

そこで、国王が使者を送り、その原因を追求しようとする。 しかし、後妻のイーノは送り込まれた使者をだまし、「プリクソス王子とヘレー王女を大神ゼウスに、いけにえとして二人を捧げれば、凶作はすぐに無くなるようになる であろう」と国王に告げさせた。

国王は聞き入れなかった。そこでイーノは次の案を考えた。 「農民たちの凶作をなくすためには、いけにえを出すしかないのだ」 と農民たちに伝えた。信じてしまった農民たちは 「二人のいけにえを出せ !!いけにえを出せ !!」 とアタマス国王におしかた。

それを知った実母ネフェレーは、大神ゼウスに「私の子供たちをどうか、守り助けてください!」と願い出た。 ゼウスは哀れに思って、伝令神ヘルメスに「金色の毛が輝き、空飛ぶおひつじを二人のもとへ送るように」 と命じ た。おひつじは二人の子供を背中に乗せてコルキスへと向かったが、あまりに飛ぶ速度が速すぎたために、移動している途中で妹のヘレーは、ヨーロッパとアジアの間にある海に落ちしまい、溺れ死んでしまった。そこで、ヘレーが落ちた海を、ヘレスポントス(現在のマルマラ海)と名付けられた。

落ちなかった兄のプリクソスはなんとか無事にコルキスに到着。 そこの国王アイエテニスからもてなされて、後に王女であるカルキオペを妻とした。プリクソスは感謝のしるしとして、そのおひつじを大神ゼウスにいけにえとして捧げて、おひつじの金の毛皮は国王アイエテニスに送りった。王は非常に喜んで、軍神アレースを祭る森の中にある樫の木にそれを掛けて、昼も夜も眠らないという火竜セコヴィアに、この金の毛皮を守らせた。 そしておひつじは、この金色の毛皮が大神ゼウスによって天空に掲げられて、星座となったそうです。







双子座の物語 5/21~6/21日生まれの方
カストルとポルックスは、白馬に化身した大神ゼウスが王妃レダとの間に生まれた双子の兄弟であ り、カストルは人間として、ポルックスは大神ゼウスの血を受けて神の子として生まれた。

  その双子の兄弟はパレナで成長し、兄のカストルは拳闘の名手であり、弟のポルックスは乗馬の名手として名を広め、二人とも多くの冒険をして立派な勇者となり、その名をとどろかせていた。

  二人の冒険記録

ヤーソンを船長とするアルゴ船遠征隊に参加したカストルとポルックスは、コルキスへ金色の毛皮を奪いに返しに行った時の話。突然海上に大嵐が起こり、アルゴ船が大波をかぶってしまい、船が危うくなった時には、楽人アルフェウスが船の甲板に立って、琴で美しい音楽を奏でて、サモトラケー島に住む神々たちに、 「船が安全な航海を出来るようにお願いします。」 と祈った。すると、海神ポセイドンが双子兄弟の二人の日頃の友情の仲に感銘して、カストルとポルックスの双子の兄弟の頭上に大きな輝く星をひとつずつきらめかせ、大嵐の海は何もなかったような静けさと、穏やかな海に戻した。

  また、拳闘の名手といて名高い、ビテュニア王のアミコスが一行の船の通過を阻もうとして、進行を止めた時、弟のポルックスが戦いの勝負を挑み、いとも簡単にアミコスを殴り倒してしまった。

航海から帰る途中、クレーテの島に船を接岸しようとした時の話。青銅の巨人タロースという怪物(胴には血管が一本通っており、その血管を頭のクギで留めただけの青銅人間であり、鍛治(かじ)の神であるヘーファイストスがその製作をして、島の王ミノスに献上をしたもの)が、三日に一度、島の周りを歩いて警備をしている時に、たまたま見張りをしていた、タロースが船を見つけて 「よし、この自分の体を火で真っ赤に焼いて、島に上陸して来た者に、抱きついて焼き殺してやろう。」 と考た。コルキスからヤーソンについて来た船中の魔女、メーディアが自分の魔法で怪物タロースをたちまち無力にしてしまった。そこで怪物タロースは 「こうなったら力で勝負だ。」 と、島の岸を自分の大きな手を使ってはぎ取り、船に向かって投げつけてきた。カストルとポルックスは二人で秘策を練り怪物タロースを捕まえて、頭のクギをスッと抜いてしまった。クギを抜かれたタロースは、その場にドスンと大きな音をたてて倒れ、ぜんぜん動かなくなってしまった。

  カストルとポルックスの最後の冒険は、アルカディアに牛の群れを盗みに出かけた時。一緒に同行をしたいとイーダスとリュンケウスが、カストルとポルックスを言葉巧みにだまして、カストルとポルックスの取り分の牛まで全て横取りをしてしまった。これに怒ったカストルとポルックス兄弟は、奪い返すために先回りをして、彼らを待ち伏せしていた。 運悪く、兄のカストルはリュンケウスに見つかってしまい、弓矢で射殺ろされてしまった。それに激怒をした弟のポルックスは、拳でリュンケウスを殺して兄の仇を取ったが、その時、イーダスが投げた大きな石が頭に命中して、その場に倒れ伏せて、気絶をした。イーダスはその時にチャンスとばかりに近づいて、彼の息の根を閉じようとしたその時、これを見ていた大神ゼウスは雷電の矢を放って、イーダスを殺害してしまった。気絶をしていたポルックスは目がさめると、その時に初めて自分が神の子であることを悟った。

  ポルックスは兄弟の運命の違いに気づき、非常に仲のよかった兄が冥界に行ってしまったため、ひどく嘆き悲しみ、大神ゼウスに 「私の命と引き換えにしてでも、どうか兄を生き返らせて下さい。お願いします。」 と頼んだ。するとゼウスはその願いを聞き入れて、双子の兄弟を一日ごとに、オリンポスとあの世とで仲良く暮らせるようにして、双子の姿を友愛のしるしとして天空に掲げたそうです。







蟹座の物語 6/22~7/22日 生まれの方
英雄ヘルクレスは、9本の頭を持つヒドラという怪物と戦っていた。 ヘルクレスと戦っていたヒドラは、最初は優勢であっても、戦っているうちにヘルクレスの怪力にはヒドラもかなわなくなってしまった。

  ヒドラと友達である化けガニは、 レルネーの沼でヒドラとヘルクレスが戦っているのを沼の中から物陰に隠れて見ていた。気が小さくて律儀な化けガニは、自分の友達がやられているのを見ていられなくなって、ヒドラに手を貸してやろうと考えた。「よし、代わりにヘルクレスをやっつけてやろう」 と思い、沼から突然飛び出して来て自分の大きなハサミを振り回してヘルクレスの足を挟んだ。「よし、このままヘルクレスの足を挟みちぎってやろう。」 と全ての力を振り絞って挟んだが、ヘルクレスは 「足にくっついているのは、 何だ?かゆいじゃないか」 と言い、化けガニはヘルクレスに足で、はらい落とされて しまい、上からグシャと大きな足で踏み潰されてペシャンコにされてしまった。

女神ヘーラはヘルクレスに憎しみを持っていたため、ヒドラの加勢として化けガニを送ったとも言われ、「化けガニは、自分から私のあの憎いヘルクレスに戦いを仕掛けるとは、なかなか感心なカニだ。」と、ヘルクレスに戦ったヒドラといっしょに天に上げて、星座にしたそうです。







獅子座の物語 7/23~8/22日生まれの方
ネメアの谷に住んでいる獅子について。 父親は、化け物のテュフォンであり、母親は上半身が女性で、下半身が蛇であるという怪物。獅子は大きな体が硬いウロコで覆われている上、獅子の頭はとんでもないくらい石頭。 しし(ライオン)の生活は昼も夜もかまわず、森の中をうろつき回って、そこにいた牛や羊を食べて生活をしていた。そして、たまたま人間と出くわすと、その人間を捕まえて、ムシャムシャと食べてしまうという、非常に恐ろしい人食いライオンだった。

  ヘルクレスは大神ゼウスとアルクメーネとの間に生まれた子供であったために、大神ゼウスの后である女神ヘーラの憎しみを受けて呪いをかけられ て、ヘルクレスは発狂してしまう。自分の妻を殺め、その上、子供たちを火の中へと次々に投げ込んだこともあった。罪滅ぼしのためにアルゴス王のエウリステウスの元へおかれて、王の命令によって危ない冒険を 十二回もやらされることになってしまう。 第一回目の冒険が、大きな獅子(ライオン)退治だった。

  怖いもの知らずで だったので、弓矢を肩にぶら下げてネメアの谷にしし(ライオン)退治に出かけた。   ネメアの谷に行く途中にあるヘリコン山のふもとでは、カンランの大木があって、その木の表面が、ぼこぼこのコブだらけで覆われていたので、「これは、こん棒にするのにちょうどいいぞ。」とヘルクレスはこの木を地面から引き抜いて、自分用の大きなこん棒を作ってから、目的地のネメアの谷へと入り込んだ。

ヘラクロスは獅子がどこにいるのかを尋ねようとしたが、牛飼いや羊飼いたちはみんな恐れて逃げ出しているためか、どこを見ても見当らず、仕方が無いため、この森の中で待ち伏せをすることにした。

  一週間後(七日目)の夜になると、ようやく待っていた、化け獅子に出会った。顔やたてがみは真っ赤な血にまみれており、舌でペロリペロリと口の周りをなめていた。ヘルクレスは「この化け物は、うわさ以上に恐ろしそうだ」と思った。その時、獅子がヘルクレスを見つけて、近づいて来た。ヘルクレスは弓矢が届く距離になっても、しばらくそのままで待っており、充分に近づいた距離になると、力いっぱい弓矢を引いて、目がけて矢を放った。 矢は頭に命中したのですが、石頭のために矢は簡単に折れてしまった。獅子は襲い掛かってきた。

ヘラクロスは手に持っていたこん棒を獅子の頭めがけて、ありったけの力で一撃。しかし、そのこん棒もあっさりとバラバラになってしまう。しかし、獅子を一瞬ひるませることができた。その隙にヘルクレスは獅子の首を両手でつかんで、力いっぱい締めつけた。 すると、とうとう獅子は息が途絶えてしまった。 ヘルクレスは退治した獅子の皮をはいで、それを肩に引っ掛けて、獅子の頭は自分の頭にかぶってアルゴス王の元へと帰って 来た。 エウリステウスはヘルクレスの話を聞くと、剛勇ぶりに びっくりしてしまって、ヘルクレスを市中には入れないようにし、城門の外で獲物の検分をさせた。その獅子が星座になったそうです。





乙女座の物語 8/23~9/22日生まれの方
大神ゼウスの妹である、デーメーテールは「地の母」とも呼ばれており、この女神によって穀物、野菜、果実、花、木、草など大地から出てくるものは、すべて支配されていた。デーメーテールには一人娘のペルセポネーがいた。金色の髪をなびかせ、ほおはリンゴのような愛らしい娘だった。

  ある日のこと、ペルセポネーが友達のニンフたちとシチリア島の草原で花々をつんでいる最中、ふと横を見ると大きなひとつの茎に何百もの花が群がっていて、その香りはあたり一面に、谷間中に満ちあふれているような、 今まで見たことも無い、珍しい大きな花を見つた。うれしさと喜びのあまり、大きな声で友達を呼んだが、いつの間にかペルセポネーはみんなと は、はぐれてしまい一人ぼっちになっていた。仕方がないので、自分一人でその花を採ろうとしたが、花の茎が太いので、なかなか折れない。花の根っこから根こそぎ引き抜いてしまおうと考えて、力をこめて引き抜いてみた。するとだんだん土がゆるんできて、あと、ひとひねりで花が抜けると思ったその時、その土地が急にパックリと大きな穴が開いて、その穴の中から金色の四頭馬車が踊り出て来た。

その馬車には、青白い陰気な顔をした王冠をかぶった王が乗っていて、ペルセポネーがビックリして、悲鳴声をあげ、母のデーメーテールを呼んでいる最中に、いきなり抱き上げて、馬車の内に引き込むと、あっという間に地面の中に消えた。

この王は大神ゼウスの弟で、冥土の神プルトーンだ。かねてからペルセポネーに思いをよせていたために、地底の宮殿へとさらったのだった。

遠い土地まで穀物の実り具合を見まわりに行っていたデーメーテールは、自分の娘が行方不明になったということを聞いて、驚き、自分の娘の行方を歩いて九日間も尋ねまわった。

そしてようやく、娘がプルトーンにさらわれて行くところを空から見ていたという日の神ヘリオスから 「ペルセポネーをさらって行ったのは、冥土の神プルトーンであり、もう既に、その后になっている。」 ということを聞き出した。これを聞くと、デーメーテールは、絶望のあまりエンナ谷の洞穴にこもったきり、姿を表さなくなってしまった。そのために、季節の春がきても、草原には草花は芽をふかず、地上は一年中、枯れ野原の冬景色 のままとなってしまった。

これを見かねた大神ゼウスは 「もしも、ペルセポネーが冥土の食べ物をまだ口にしていなければ、この世に戻ることはできる望みがあるかもしれない。」 と言って、伝令師ヘルメスをつかわし、「ペルセポネーを母のもとに帰らせよ」 とプルトーンに説かせた。ペルセポネーも今ではすっかり、冥土の生活に慣れて、プルトーンの后になっておりましたが、 「やはり、私の母のところへどうか 私を返して下さい」 と願い出たので、プルトーンも仕方なく承知し、帰り際に庭からザクロの実をもいで来て、それをペルセポネーにそっと渡した。 ペルセポネーは何気なく、その種を四つぶ食べてしまう。

やがてペルセポネーが冥土から帰ってくると、デーメーテールはうれしさのあまり、これまで隠れていたほら穴から飛び出して、娘をしっかりと抱きしめた。 すると、今まで冬枯れ野原だった大地は、見る見るうちに緑に覆われて、草木はいっせいに伸び始めてきた。それを見て人々は喜びの声をあげた。

しかし、ペルセポネーの話によると、冥土のザクロの種を食べてしまったことがわかると、母は再び絶望して、大神ゼウスに何とかして欲しいと訴えた。

そこで大神ゼウスはペルセポネーに 「毎年八ヶ月は母の元で暮らして、食べたザクロの数にあたる、四ケ月間だけは冥土のプルトーンのもとで暮らしをおくるようにするのだ」 と言いつけた。このために、娘のいない四ヶ月間はデーメーテールが洞穴にこもったきりなので、地上の全ての植物は眠りに入ってしまい、この世は その間は冬となった。娘が母の元に帰って住む八ヶ月間は春、夏、秋になった。四季の変化がこの世に起こるようになった。このデーメーテールが乙女座となったそうです。




天秤座の物語 9/23~10/23日生まれの方
昔々、この世が「金の時代」であった頃は、三百六十五日ずっと一年中「春」の季節であって、果実、農作物、実が成り、 川にはお酒や乳が流れて、そこに住む人間たちは貧富の差が無く、戦争などの争い事も無く、平和に暮らしていた。そのため神々たちも人間と一緒に下界に住んでいた。

大神ゼウスと女神テーミスとの間に生まれた「女神アストレア」が人間の良き友人として、正義を説いて聞かせることにつとめていた。やがて「銀の時代」になると、「春」、「夏」、「秋」、「冬」と「四季」ができた。 そうなると人間たちは、我が家を建てて、その中に住むようになり、食事をするためには、畑を自分で耕やして、種を蒔いて刈り入れをしなければならなくなった。力の強い者が弱い者たちをしいたげるようになった。

  これを見た神々たちは、愛想をつかして、天界へと引き上げてしまった。 しかし、女神アストレアは、この下界にまだ望みを捨てないで、踏みとどまって、熱心に正義を説き聞かせていた。

次の「銅の時代」になると、人間たちは嘘をつき、人をだまして、暴力や殺人などがはびこるようになった。 そのうえ船を造り、海を渡って戦争を始めるようになった。そのようになると、お金や財産で骨肉の争いが起きて、親子、兄弟でも戦うようになった。 このような堕落した世界に、女神アストレアは耐えられなくなってしまい、白い翼をはばたいて天界へ飛んで行って、「おとめ座」になった。(おとめ座には、こういった神話もある) その時に残された「天秤」は空に上げられて星座になったそうです。




蠍座の物語 10/24~11/22日生まれの方
猟師のオリオンは、いつも 「自分が一番、強いのだ。この世に自分より強いものは、絶対に無いのだ」 と思っていた。その上、 「このこん棒をもってすれば、どんな猛獣だって、いちころなのだぞ」と言って、森の中の動物たちを殺しては、自分の自慢ばかりしていた。

この自慢話のことがオリンポスに住む神々の耳に入った。 その中でも、いつも憎んでいることに有名な女神ヘーラはこれを聞き、激怒して、オリオンを暗殺する計画を企てた。ヘーラは大蠍に「 あのオリオンのところへ行って、その猛毒でオリオンの足を刺し てやりなさい。」と命令を。

そして、森の中をオリオンが歩いているところを見つけた大さそりは、木の陰に隠れて、オリオンがやって来るのを待ち、木の陰からはい出て来て、オリオンを刺そうとした。 しかし、オリオンは 「なんだ、蠍か。この足で、踏みつぶしてやる」 と言って、右足を上げてさそりを踏みつぶそうとした。 すると大蠍は計画どうりにスッと移動して 、オリオンの左足を突き刺した。

いくら勇士のオリオンでも、さそりの猛毒には、ひとたまりもなく、もがき苦しみ、しばらくしてオリオンは地面に倒れてしまい、ついに息が途絶えてしまった。

オリオンを刺したさそりは、オリオンを殺した ごほうびとして、天空に上げられて星座のひとつになっったそうです。

☆補足 刺されて死んだオリオンに好意を寄せていた、月の女神アルテミスによって、星座としてオリオンは天空に上げられたが、オリオンは星座になっても、この大さそりを恐れており、さそりが東の空から昇って来ると、オリオンは急いで西の空の下に隠れて入り、さそりが西の空に沈むのを見届けてから、東の空から昇ってくるそうです。





射手座の物語 11/23~12/21日生まれの方
ケンタウロス族という馬人は腰から下が馬という怪人であり、ほら穴に住んでいた。性格は、ひどく乱暴で、野蛮であるとされた。

タイタン族のクロノスとニンフのフィリュラとの間にある日、クロノスがしっと深い妻の目を盗んで、ごまかすために、自分の姿を馬に変えて、フィリュラに会いに行き生まれたのが上半身が人間であり、下半身が馬の姿となったケイローン。

ケイローンは半人半馬の姿こそしていたが、ケンタウロス族にもかかわらず、優しく、教育があり、武術にもたけていた。その上、賢明で正義感が強い、馬人に成長。音楽の神アポロンと月の神アルテミスからは、音楽、狩り、医術、予言などを授けられた。 そして、ペーリオン山のほら穴に住んで、ギリシャの若い英雄たちに教育をした。

その教育をした人たちには、カストル、トロヤ戦争に出て来るアキレウス、大力士ヘルクレスに武術を教えた。 医者の神となったアスクレピオスには医術を教育した。他にも、アルゴー船遠征隊を率いて、金色の羊の皮を取り返しに行った、ヤーソンを育てたという話もある。

後になって、ラピテース人が侵入してきたために、ケイローンはペーリオン山の自分が住んでいた、ほら穴を追い出されてしまって、ペロポネソスのマレア半島にやって来た。英雄ヘルクレスに追われて、逃げて来た、ケンタウロス族の仲間といっしょになり、ケイローンの周りにみんなが集まった。

その時、突然ヘルクレスが放った矢が飛んで来て、その矢がケンタウルスの腕を貫いて、ケイローンのひざに刺さった。矢にはヘルクレスがヒドラの恐ろしい猛毒を矢に塗っていた。ヒドラの恐ろしい猛毒とは、それに少しでも触れると、すぐに死んでしまうというものだった。

  ヒドラの恐ろしい猛毒にもかかわらず、ケイローンは不死身の身であったために、この矢でも死ぬことはできなかず、もがき苦しんだ。、しかし、傷の痛みがあまりにもひどく、あまりの苦しさに耐えかねたケイローンは、こころから死ぬことを願って、自分の不死身の力をプロメテウスにゆずって、ようやく死ぬことができた。これを見ていた大神ゼウスは、ケイローンの死を惜しんで、天空に上げて星座にしたそうです。




山羊座の物語 12/22~1/19日 生まれの方
パーンは、山羊のひげを生やして、自分で作った葦の笛である、シュリンクスを吹きながら踊るという、愉快な神様。

ある日、ギリシャの神々たちは、パーティーを開くことを決定♪ そうして、そのパーティーの場所はナイル川のほとりで、開くことに決定し、そのパーティーの余興の担当者としてパーンを呼んだ。そのパーティーが催された日にの宴たけなわの頃、突然怪物テュフォンが「どうして俺をパーティーに呼んでくれなかったんだ。俺をのけ者にして。みんな殴ってやる。」と腹いせに飛び込んできた。

あまりの突然の出来事であったために、神々たちはみんなびっくりして、「これではヤバイ。はやく自分の得意な動物に変身をして、すぐにここから逃げよう。」と考えた。そうして、いっせいに逃げ出した。

このとき、パーンは山羊に変身。そうして、いちもくさんにナイル川の方へ走り、飛び込んだ。 その時、「よし、今度は魚に変身をして、はやく泳いで逃げてやろう。」と考えた。ところが、このパーンは酒をあまりにも飲みすぎていたために、酔いがまわっていた。そのために変身がうまくできなくなっていた。 「あららら」と思ったパーンは、上半身が山羊で、下半身が魚という、こっけいな姿になってしまい、その姿でナイル川を渡った。

この様子を天からみていた大神ゼウスは、お腹をかかえて大笑い(^v^) あまりにも面白かったので、嫌がるパーンをむりやり、その姿で天空に上げて、山羊座という星座にしちゃったそうです。






水瓶座の物語 1/20~2/18日生まれの方
トロイのイーダス山に住んで、羊を飼っていた美少年のガニメーデスは、あまりの美貌と若さを 持っているために、体中が金色に輝いていたとみんなに言われるほど。

ある日、ガニメーデスが丘の上で、父が飼っている羊の番をしていると、急に真っ青な空に変わり、真っ黒の雲がすっと出て来て、今まで明るく、さんさんと輝いていた太陽を隠し、突然雷が鳴り響きわたった。

その雷鳴と共に、大きな黒ワシが空から舞い降りてきたかと思うやいなや、ガニメーデ スをワシづかみにして、あっという間に遠くの空のほうへと飛び去った。

大きな黒ワシがガニメーデスを連れ去らうのを、近くの畑で見ていた父のトロースは、 すぐに自分の近くにあった石や木をつかんで、その黒ワシに向かって、大声で叫びながらそれらを投げつけたが、時は遅し、もう既に大きな黒ワシと共にガニメーデスは大空に高く舞い上がり、連れ去られてしまっていたので、どうすることも出来なかった。

その日からは、ガニメーデスの家では、父と母が悲しんで、会話も無く、悲しんだ日々が ずっと続いた。ある日、玄関に今まで見たこともない若者が立っていた。その若者が言うのには、「ガニメーデスのことは大丈夫だ。あの子の美しさに大神ゼウス様がお気に入りになられた のである。そのために、大黒ワシを地上に遣わし、天界に召されたのである。 だから心配をしなくてもよい」 と。

続けていうのには、「オリンポスの宮殿では、毎夜、宴会があり、その場でアポロンが琴を奏でて、女神たちが舞い、神々たちはルビー色をした神酒を金の杯で飲むのだが、そのお酌をする役は、これまでは大神ゼウス様と后のヘーラ様の娘であるヘーベ様であったのであるが、ヘーベ様がヘルクレスの妻となられるために、 その役をする者がいなくなってしまう。ところが、ガニメーデスがいると、ヘーベ様の代わりになるので、これから はその役としてガニメーデスがそのお酌役になったのである」 と。

「ガニメーデスは、歳をとることも無いし、死ぬことも無いので、心配をしなくても良い。そして、この馬はゼウス様からの贈り物である。」と言って、すごく立派な神馬をトロースに与えた。その後、来ていた若者は、たちまち大空へ飛び上がって、大きな黒ワシが去っていった方向へと飛んで行った。トロースは、来ていた若者がかぶっていた帽子に付けてあった二枚の羽と蛇が巻き付いていた棒を携えていたことから、「あの若者は、伝令神ヘルメスであったんだ」とわかった。 そうして、トロースは悲しみの涙から、喜びの涙に変わったそうです。







魚座の物語 2/19~3/20日生まれの方
愛と美の女神であるアフロディーテと、その子であるエロスの二人がユーフラテス川の岸を仲良く歩いて いた。 すると、突然、みにくい怪物であるテュフォンが二人の目の前に現れた。

そして、その怪物テュフォンが二人に襲いかかって来た。そこで、アフロディーテとエロスの二人はあわててユーフラテスの川の中へといっせいに飛び込み、そして、川の中へ飛び込んで、急に化けた姿が魚だった。

  それを女神アテナは、その記念に、迷子にならないように お互いの尾をリボンで結んで、その親子の姿を星座にしたそうです(゜v゜)




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コメント 1

haru

お気づきかもしれませんが私は神話も大好き。つい長々と申し訳ないです(^_^;)
by haru (2011-06-18 21:06) 

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